一千一秒物語

稲垣足穂

幼い頃に、私の心を奪った
大切な本の一つです。
短い文章から広がる世界は、
宇宙の果てまで届くような感覚すらします。
昭和のロマンあふれる情景に紛れ込む
星やお月さんがしでかす騒動と書くと
幻想的に思えるのでしょうが、
なかなかどうして現実味を帯びている
不思議な作品です。


コメント:

『このご時勢で、窮屈な時間がとても多かったですが、稲垣足穂の作品は一文読むごとにどこまでも飛んでいけるような力強さと無重力を感じさせるものばかりです。久々に読み返すと、初めて読んだばかりのきらめきが弾けていく感覚がしました。辛くとも沢山の本と出会えたこの年、一番光を感じ、かつ読み返して良かったと心から思える作品を選びました。』

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